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STORY
100のお題
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ここは呆れ返るほど平和な国、プププランド。
どれだけ平和かというと卵を電子レンジでチンしても爆発しない位平和なのである(ウソ)

そんな呆れた国に呆れた若者は住んでいました・・・


「誰がじゃ」
誰にというわけもなく突っ込んだカービィは、不思議そうに自分を見ているグーイにまたも突然な話題を振る。
「それよりさ、もうすぐ夏だね!」
グーイは少し何かを考えるように視線をそらした。朝食後の家の中は少々散らかっている。
「そうですね」
「そんだけ?」
不満そうに言ったカービィは更に言葉を続けた。
「夏だよ、夏!イベント盛りだくさんだよ?海でしょー山でしょーお祭りでしょー花火でしょー肝試しでしょー流しそうめんでしょー冷やし中華でしょーラーメンでしょーチャーハンでしょー餃子でしょーあと・・・」
どんどん夏と関係なくなっていく項目を聞き流しながらグーイはポツリと一言
「夏は暑いです」
食べ物の名前とよだれを雪崩のように垂れ流していたカービィの動きがピタリと止まる。数秒の沈黙。
「・・・。どーしてそういうこと言うかなー」
「暑いのは嫌ですー」
「分かってない!まったくもって分かってない!」
ビシッと指を突き立てたカービィによる大熱弁が始まった。
「どうして夏に海水浴に行くか分かるか?どうしてカキ氷を食べるか分かるか?それはずばり暑いからだ!寒い日にプールに行くやつがいるか?居るとしてもバカかデデデ大王くらいなもんだ。暑くなければ水と戯れることも冷たいスイーツ(笑)を頂くことも出来ないんだぞ!?それをお前、夏は暑いから嫌とか、おま・・・。お母さん悲しい・・・。夏は暑いからこそ夏なんだ!暑くない夏なんか夏じゃねえ!!!」
いまいち分かりにくい演説は天井を突き抜けて真っ青な大空にエコーした。ような気がした。
「で、結局何が言いたいんですか」
「もうすぐ夏だねーってこと」
「そうですね」
心地よい風が窓から窓へ吹き抜けた。
「あーー早く夏になんないかなー」
ぐでっと机に突っ伏す。ちらりとカレンダーを見ると、ひらひら風に弄ばれていた。
その時、何かがカービィの頭に舞い降りた!
「あっ!そうだ!」
「今度は何ですか」
感心無さそうにテレビを見続けるグーイの横顔にカービィはさも大発見のように言った。
「夢の泉にお願いしよう!」
ポカーンとこちらを見るグーイ。テレビでは笑いが起きていた。


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